フィジークコンテストにおいて、戦利品であるサーフパンツ(ボードショーツ)選びはとても重要になってきています。
この記事を読むとわかることは以下のとおりです。
- なぜサーフパンツ選びが重要なのか
- どんなサーフパンツを履いている選手が評価されやすいか
- 日本国内でフィジークパンツを作っているブランド
- 海外で有名なフィジークパンツを作っているブランド
2014年からフィジークを追いかけ、国内外のフィジークコンテストを計50戦以上観てきた私が、現在のおすすめフィジークサーフパンツを紹介します。
フィジークの理解を深めたい方は以下の記事も合わせて読んでください。
サーフパンツ選びの重要性
コンテスト時、フィジーク選手にとって唯一の戦利品であるサーフパンツはとても重要な役割を果たします。
フィジークカテゴリー新設当初である2013年から数年間は、各選手試行錯誤してサーフパンツ選びをしていた為、長さやサイズ感、カラー、メーカーなどかなりバラバラでした。
ですがここ5,6年でフィジーク選手におけるサーフパンツ選びは、急速にトレンドが固まりつつあります。
サーフパンツの選び方
近年のフィジーク選手で評価されているサーフパンツのポイントは以下の通りです。
- サーフパンツの丈は膝上
- 少しパツパツのサイズ感
- ウエスト周りの寒色系カラーは避ける
サーフパンツの丈は膝上
世界で最も権威のあるフィットネス団体とされるIFBB PRO(国際ボディビル・フィットネス連盟)によると、メンズフィジークカテゴリーのサーフパンツ丈は以下のようにルール決めされています。
For the Judging and Finals, competitors must wear board shorts with the following specifications:
引用:Pro Competition Rules for Men’s Physique
・They must be just above the knee in length.
和訳すると以下の通りです。
「審査及び決勝では、選手たちは以下の仕様に沿ってボードショーツ(サーフパンツ)を着用する必要があります。
・ボードショーツ(サーフパンツ)の長さは、膝のすぐ上でなければなりません」
メンズフィジークカテゴリー設立当初はここまで厳密なルール決めはありませんでしたが、現在では厳密にルールとして公式にアナウンスされています。
つまり長すぎても短すぎても減点の対象になりうるという事です。
膝(膝蓋骨)をしっかりと露出する長さにして、少し短めに履く場合でも膝上5.6cmまでが好ましいです。
パツパツのサイズ感
サーフパンツのサイズ感については、少しパツパツ〜パツパツが現在のトレンドです。
メンズフィジーク創設当初はダボダボな履き方も多く見られましたが、よりスタイリッシュに履きこなすよう、近年ではパツパツな選手が多く見られるようになりました。
ビーチ用のサーフパンツですと、どうしてもサイズ感にムラがあるので、このパツパツ感を出すためには、サイズ調整をしたり、フィジーク用に作られたサーフパンツの購入をおすすめします。
ウエスト周りはダークカラー
ウエストの細さやVシェイプが評価されるメンズフィジークにおいて、サーフパンツのウエストカラーは見え方に違いが生まれます。
寒色系カラーが使われているサーフパンツは、ウエスト周りの輪郭がボヤけて見えるために、ややウエストが太く見える印象です。
なのでウエスト周りは、黒系色の使われているサーフパンツを選んであげるのが無難です。
VEATM / ビートム
VEATMはIFBB PROメンズフィジーク選手の寺島遼さんや岡田涼平さんが着用されています。
ウエスト周りに黒系色が使われているデザインに加えて、豊富なカラーバリエーションのため正しくメンズフィジークに特化したサーフパンツといえます。
VEATM寺島遼選手、岡田涼平選手のサーフパンツ数量限定際販売
2024年2月22日(木)17:00より、VEATMのサーフパンツが再販開始となりました!
2023年のTOKYO PROで寺島遼選手、岡田涼平選手が着用していた超人気モデルになります。
LÝFT / リフト
日本ではお馴染みになったLÝFTです。
スタイリッシュなデザインと何より国内で大人気のメンズフィジーク選手であるエドワード加藤さんが代表されているブランドであることから、国内では良く着用されています。
XSからXLという幅広いサイズ展開に加えて、原宿には実店舗もあるために、試着などもして自分にフィットしたサーフパンツを見つけることができます。
CRONOS / クロノス
IFBB PROメンズフィジーク選手である湯浅幸大さんやファルークさんが着用されていることでお馴染みのCRONOSです。
ストレッチ素材を採用することで、パツパツ感を実現し、コンテスト映えするサーフパンツになっています。
サイドにウエストゴムを採用されていることでサイズ調整が可能です。
XENO / ゼノ
YouTuberであり、IFBB PROメンズフィジーク選手であるJINさんが代表を務めるXENOのサーフパンツです。
XS〜XLの豊富なサイズ展開に加えて、選手自身であるJINさんが研究しこだわり抜いたサーフパンツになっています。
Darc Sport / ダルクスポーツ
Darc Sportはアメリカのフィットネスウェアブランドです。"Wolves"狼のアイコンをモチーフに、クラシックなデザインが特徴的です。
Mr. Olympiaメンズフィジークで3回の優勝を誇るブランドンヘンドリクソンが着用し、海外だけでなく日本でも人気を集めています。
サーフパンツはすぐに売り切れやすいので、コンテストシーズンは要チェックです!
CHULA WEAR / チュラウェア
CHULA WEARは特にコンテスト選手を対象とした商品を扱っているアメリカのブランドです。
メンズフィジークのサーフパンツだけでなく、クラシックフィジークやボディビルディングのパンツなどもバリエーション多く揃えています。
オンラインよりカスタムオーダーもできるとのことで、自分にフィットしたサーフパンツを作成することがきます。
FIED / ファイド
FIEDはコンテストパンツやビキニに特化した韓国ブランドです。
実は筋トレやワークアウト文化がとても発展している韓国では、メンズフィジークも大人気のカテゴリーです。
FIEDでは選びきれないほどのサーフパンツバリエーションを揃えています。
2023年にTOKYO PROでカネキンさんを倒して優勝したフィリピンのIFBB PROメンズフィジーク選手であるJoven Sagabain(ジョーベン・サガベイン)さんも着用されています。