パーソナルトレーナーが紹介するパーソナルトレーナーの選び方

パーソナルトレーナーが紹介するパーソナルトレーナーの選び方

今回はパーソナルトレーナーの選び方について説明していきます。

都内でトップ5に入るであろう店舗規模(在籍トレーナー数や会員数)の個室専門パーソナルジムで店長を務め、計100名以上のパーソナルトレーナーを指導、教育したのちに、パーソナルトレーナーとして独立しました。

そんな私の経験から良いパーソナルトレーナーの選び方をご紹介します。

そもそもなぜパーソナルトレーナーを吟味して選ぶ必要があるのか

パーソナルトレーナーは、専門的な知識と経験が必要不可欠な職業です。

ただ単に有名だからとか、資格を保有しているからという理由で選び難いのもパーソナルトレーナーだと思います。

基本的にパーソナルトレーナーは、対面でマンツーマンレッスンを実施することがほとんどですので、人と人の関わり合いなのです。

パーソナルトレーナーに近い職業を例に挙げると、美容師さんです。

気の合わない美容師さんや自分の好きなヘアスタイルが伝わらない経験一度や二度経験があるのではないでしょうか。

みんな国家資格を保有している美容師さんにも関わらずです。

結局マンツーマンの接客業でありサービス業であることから、知名度や資格の前に人と人としての相性が必要になってくるのです。

パーソナルジムとパーソナルトレーナーどちらを選ぶか

パーソナルジムを選ぶのかそれともパーソナルトレーナーを選ぶのかは少し意味合いが変わってきます。

パーソナルジムを選ぶ場合

まだまだ認知されていませんが、ほとんどのパーソナルジムではトレーナーの完全な指名制度を設けていないジムがほとんどです。

これにはパーソナルジムのコース制度にあります。

パーソナル業界は人材の入れ替わりが激しく、1年未満で退職・転職してしまうトレーナーがほとんどだったりします。

ただ、お客様からは先に数ヶ月のコース料金をいただいているので、トレーナーがいなくなった後でも一定のサービスを提供し続けることが必要になってきます。

パーソナルジムでは、"〇〇パーソナルジム"というトータルパッケージでパーソナルトレーニングを販売しているのです。

なので当然パーソナルトレーナーのシフトによっては、パーソナルトレーナーがコロコロ代わりますし、途中で良いと思っていたトレーナーがいなくなったなんてことも起こってしまいます。

「パーソナルジム」として選ぶと、良いトレーナーに当たることもあれば、全然相性の合わないトレーナーに当たってしまうこともあるのです。

パーソナルトレーナーを選ぶ場合

それでは、パーソナルトレーナーを選びたい場合はどうすればいいのか。

これは、個人で活動しているパーソナルトレーナーに直接アポイントを取る必要があります。

パーソナルジムではなく、フィットネスクラブや24時間ジム・大手ジムなどの壁にプロフィール掲載されいるトレーナーは業務委託トレーナーである確率が高イノで、その人個人との契約になり、その人がトレーナーを引退しない限り、半永久的に見てもらえます。

また、InstagramやTwitterなどで発信しているトレーナーに直接連絡するのもいいでしょう。

パーソナルトレーナーを選ぶうえでのポイント

パーソナルトレーナーと言っても色々なトレーニングに特化したトレーナーがいて、そこに個々のパーソナリティやアイデンティティが付随しています。

ミスマッチや問題などが起きないように、しっかりと以下の点をカウンセリングや体験トレーニングで確認することをお勧めします。

接客・接遇

パーソナルトレーナーと言えど接客業になります。

まずは自分がどのようなサービスを受けたら不快にならないかなどを確認しておきましょう。

パーソナルトレーナーの中にはタンクトップのようなラフな格好にフランクな言葉遣いや仕草をする人もいます。

私はこのようなトレーナーがダメとは言いませんし、これが合う人も中にはいると思います。

ただあなたにとってミスマッチとならないように、あなたがどんな接客・サービスを受けたいかはイメージを持っておくと良いでしょう。

信頼性

パーソナルトレーナーは個人事業主・フリーランス・副業として活動されています。

あくまで個人間で結ぶ契約になりますので、後々問題にならないように信頼できるかどうかは重要となります。

先にお金を払ったけど、それ以降連絡がつかなくなったとならないように、しっかりと信頼のおけるトレーナーを選びましょう。

ここが、パーソナルジム(会社)と個人パーソナルトレーナーの違いであります。

信頼度を測るポイントは、身なり・時間厳守・連絡の速さ・知名度・他の方の口コミなどです。

当然ですが、人として当たり前のことをできるトレーナーを選びましょう。

コミュニケーション

パーソナルトレーナーによっては活動場所にワンルームマンションのようなレンタルジムを利用しています。

そこで約60分近くマンツーマンで過ごすので、一緒にいても苦痛でないだけのコミュニケーション能力がパーソナルトレーナーには必要です。

私が考えるコミュニケーション能力はただのお話上手ではありません。

あなたがぎりぎりの重さでスクワットを10回して息がキレて呼吸すらもままならない状況では黙ってくれている能力です。

一方的な指導にならずに会話のキャッチボールができる能力です。

状況やタイミングによっては世間話ができる能力です。

時には息が切れ、時にはインターバルで間ができてしまい、時には集中する必要があるパーソナルトレーニングという特殊な環境において、適切に空気を読めるトレーナーこそがコミュニケーション能力の高いトレーナーだと思います。

そこにあなたの希望が重なります。

淡々とトレーニングを行なってくれるトレーナーがいいのか、話をいっぱいしてくれるトレーナーがいいのか、ビシバシと厳しく接してくれるトレーナーがいいのか。

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トレーナーのトレーニング熱心度

トレーナー自身がどれくらいトレーニングをやりこんでいるかは、あなたが受けるパーソナルトレーニングにあらゆる面で影響します。

実際にパーソナルトレーナーで自身のトレーニングはあまりしないという人も結構いらっしゃいます。

資格を持っているだけでそれらしく見えるかもしれませんが、頭でっかちで身体を動かしていないとどこかパーソナルトレーニングに深みが欠けます。

主に以下の点で違いが生まれてくるのではないでしょうか。

  • トレーニング種目のレパートリー
  • 身体の角度や身体の使い方を細かく指導してくれるか
  • 怪我の予防と代替種目
  • トレーニングの効き方・効くポイント・聞くタイミングの言語化

たとえ自分はそんなに筋肉モリモリになりたくないと思っていたとしても、しっかりとトレーニングを熱心に行い、身体が出来上がったトレーナーは多くの点で勝ってくるのではないでしょうか。

資格

パーソナルトレーナーには国家資格がありません。

この資格がないとパーソナルトレーナーとして活動できないというものがないので、活動しているパーソナルトレーナーのレベルはピンキリです。

お客さんが来るかどうかは別として、あなたもパーソナルトレーナーになると決めたその日からパーソナルトレーナーになれちゃうのです。

ただ民間の資格は存在します。

有名なものとしては以下の通りです。

  • NSCA-CPT | NSCA JAPAN(特定非営利活動法人NSCAジャパン)
  • NESC-CSCS | NSCA JAPAN(特定非営利活動法人NSCAジャパン)
  • NESTA PFT NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
  • JATI-ATI | JATI JAPAN(日本トレーニング指導者協会)これらの資格を保有していることで、ある程度の知識レベルまで解剖学や栄養学、運動生理学を学ばれた証明にはなると思います。

ただし、最も重要なのは、資格保有しているからといってその方が優れたパーソナルトレーナーとは限らないということです。

 あくまで資格は参考程度に留めておくと良いでしょう。

カウンセリングと体験トレーニング

ほとんどのパーソナルジムやパーソナルトレーナーでは、無料カウンセリングや3,000円〜5,000円程度で体験トレーニングを実施しています。

まずは、お相手の方と直接会ってみると良いでしょう。

下記にカウンセリングや体験トレーニングのメリット・デメリットをまとめました。

百聞は一見にしかずということで、やはり実際に会ってみるメリットの方が大いにあります。

女性の方なんかは勧誘が怖くてなかなか気が乗らないかもしれませんが大丈夫です。

最初の時点で、「体験に来ただけです!」

と強く伝えておきましょう。

それでも必死になって勧誘してくるパーソナルトレーナーは、

あまり売れてない=いいトレーナーではない

かもしれません。

カウンセリングや体験トレーニングをいくつか回ると、あなたのトレーナーを見る目も肥えて来ますので、良いトレーナーを見分けやすくなります。

メリット

  • 画像と実際で全然違うトレーナーであったということがなくなる
  • 言葉遣いや立ち振る舞いなど接客・接遇面を見ることができる
  • トレーニングが自分に合っているかを体験できる
  • 日頃の悩みを相談できる

デメリット

  • トレーナーも顧客獲得するために最初は必死になる
  • しつこく勧誘される(場合がある)

まとめ

以上がパーソナルトレーナーからみた良いパーソナルトレーナーの選び方でした。

まだまだ他にも選び方や選ぶ基準はあると思いますので、随時更新していく予定です。

こんなパーソナルトレーナーがいるんだけど、フィットさんちょっとだけ相談乗ってくださいなどありましたら、お気軽にお問い合わせいただいても構いません。

ぜひあなたに合ったパーソナルトレーナーを見つけてください!

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