プロテインの泡立ちの原因と対処法|泡を抑えて飲みやすくするコツ

プロテインの泡立ちの原因と対処法|泡を抑えて飲みやすくするコツ

プロテインをシェイクすると泡だらけになって、飲みづらい・こぼれそうで困った経験はありませんか? 弊社では、17ブランド156フレーバー以上(2026年2月10日時点)のプロテインを実際にシェイクして試飲し、泡の状態を確認してきました。この経験と、泡の原因を学術論文の観点も含めて解説します。泡を抑える具体的なコツ・泡立ちにくいプロテインの選び方に加え、実際にシェイクして泡立ちにくかったおすすめのプロテインもシェイク直後の動画と共に紹介します。

プロテインが泡立つ主な原因

泡立ちを抑えるには、まず「なぜ泡が立つのか」を押さえておくと対処しやすくなります。主な原因は次の5つです。

タンパク質の「界面活性」の働き

タンパク質は、空気と水の境目(界面)に並びやすく、泡を作りやすい性質があります。NarsimhanとXiangの総説(2018)によると、タンパク質が界面に吸着して表面張力を下げ、泡を形成・安定化することが整理されています。洗剤の泡と同じように「界面活性」のような働きをするため、激しく振って空気を混ぜると泡が立ちます。ホエイプロテインは特に泡立ちやすい傾向があります。

無添加・消泡剤(レシチン)がないと泡立ちやすい

市販のプロテインには、泡を抑えるために「レシチン」などの消泡剤や界面活性剤を添加している製品があります。Osorioらの研究(2014)によると、ホエイプロテイン濃縮物の泡形成能・泡安定性に、スプレー乾燥時の条件や界面活性剤の有無が影響することが報告されています。無添加や添加物を抑えたプロテインは、泡立ちやすい代わりに原料に近い仕上がりになっている、と考えるとわかりやすいです。泡が気になる場合は成分表でレシチンなどの表示を確認してみてください。

シェイクの振り方・強さ

上下に勢いよく振るほど、シェイカーの中に空気がたくさん入り、泡が増えます。「しっかり溶かそう」と力強く振るほど、泡だらけになりがちです。振り方のコツは後述の「泡立ちを抑える方法」で詳しく説明します。

粉の種類(ホエイ・ソイ・植物性)

ホエイは溶けやすく泡も立ちやすいです。ソイやエンドウ豆など植物性は、製品にもよりますが比較的泡立ちにくいものが多い印象です。一方で、植物性でも製法や添加物の違いで泡の量は変わるので、「種類だけで決めず、実際に飲んでみる」「口コミで泡立ちの評判を見る」のも有効です。

水温・液体の種類

冷水より常温〜ぬるめの方が溶けやすく、泡も立ちやすいことがあります。牛乳で溶かすと、牛乳のタンパク質も加わるため泡が増えやすいです。豆乳や燕麦乳など植物性ミルクでも同様に、液体側のタンパク質や成分の影響で泡の量が変わる場合があります。

泡立ちを抑える方法・コツ

原因がわかれば、次のような工夫で泡をかなり抑えられます。まずは振り方と「少し置く」だけでも変わりますので、試しやすいものから取り入れてみてください。

水(液体)を先に入れてから粉を入れる

粉を先に入れてから水を注ぐと、粉が塊になりやすく、それを溶かそうとして振る回数が増え、泡が立ちやすくなります。必ず「液体を先にシェイカーに入れ、その上から粉を入れる」順番にすると、溶けやすく振る時間も短くて済み、泡を抑えやすくなります。

シェイクの振り方を見直す(上下より「回転」)

上下にガシャガシャ振るのではなく、シェイカーを横に傾けて「回転させる」ように振ると、空気の混入が減り泡が抑えられます。粉を入れたらまず少量の液体でペースト状にほぐし、そのあと残りの液体を足してから軽く回転させるのもおすすめです。ジムでお客様に伝えていた定番のやり方です。

混ぜる水の温度を変える(お湯・ぬるめで泡を抑える)

冷水だと溶けにくく振る時間が長くなりがちなので、常温やぬるめの水で試してみてください。熱い飲み物で割る場合は、お湯で溶かしてから飲むと泡が立ちにくくなることがあります。ただし製品によっては熱でダマになりやすいものもあるので、表示を確認しつつ調整してください。

液体の量を増やす

液体が少なすぎると泡立ちやすくなります。表示通りか、やや多めの液体で溶かすと泡が抑えられやすいです。冷水で飲みたい場合は、一度常温で溶かしてから氷や冷水で割る方法も有効です。

作ってから少し置いてから飲む

泡は時間が経つと自然に消えていきます。作ったあと1〜2分置いてから飲むと、泡が減って飲みやすくなります。すぐ飲みたい場合は、ゆっくり回転させる振り方と組み合わせてみてください。

ミキサー・ブレンダーで混ぜる

シェイカーで振るより、ミキサーやブレンダーで短時間攪拌する方が泡が立ちにくいことがあります。ただし回しすぎると逆に泡が増えるので、サッと混ぜる程度がおすすめです。バナナや牛乳でスムージーにする際にも、同じように短時間で止めると泡が控えめになります。

シェイカーや道具を変える

メッシュボール(金属の玉)入りシェイカーは、攪拌が強く泡が立ちやすいことがあります。泡を抑えたいなら、ボールなしのシェイカーで「回転」メインで振るか、先に述べたようにミキサーで短時間だけ攪拌する方法も選択肢です。

泡を取り除く方法(別の容器に移す・ストローで飲む)

泡を減らしたくても、すぐ飲みたい・振り方を変えられない場合もあります。そんなときは、シェイカーから別のコップに静かに移し替えると、上の泡がコップに残り、下の液体だけ飲みやすくなります。ストローで底から飲むと、泡を避けて飲めるので試してみてください。

ココアパウダーを入れて泡立ちを抑える(裏ワザ)

チョコ味やモカ味のプロテインに合う方法として、ココアパウダーを少量加えると泡が抑えられることがあります。味の相性はありますが、泡が気になる方の間でよく話題になる裏ワザなので、好みに合うなら試す価値はあります。

泡立ち後の対処法

泡が立ってしまったあとでも、泡を減らす方法があります。次の二つのやり方を動画で解説しています。

  1. プロテインシェイカーを横にしてコロコロ転がす
  2. プロテインシェイカーを縦に持って手首だけで回す

プロテインシェイカーを横にしてコロコロ転がす

シェイカーを横に倒し、テーブルの上でコロコロと転がすように動かします。すると次第に泡が潰れて、飲みやすくなります。

プロテインシェイカーを縦に持って手首だけで回す

シェイカーを縦に持って手首だけで回すと、水分が空気を含むことなく回っていくため泡が潰れて飲みやすくなります。この方法は、泡が立ったあとでも有効です。

泡立ちにくいプロテインの選び方

「できるだけ泡が立たないプロテインがいい」という場合は、次のポイントで選ぶとよいです。

成分表で消泡剤・レシチンを確認する

泡を抑える加工をしている製品では、成分表にレシチン(大豆レシチンなど)や乳化剤が含まれていることがあります。泡立ちにくさを重視するなら、こうした表示があるものを候補にするとよいでしょう。反対に、無添加をうたっている製品は泡立ちやすい傾向があると心得ておくと選びやすくなります。

プロテインの種類で選ぶ

ホエイよりソイ・エンドウ豆・米など植物性の方が、泡立ちにくい製品が多い傾向があります。ただし味・溶けやすさ・価格とのバランスもあるので、まずは手元のプロテインで「振り方」と「作ってから少し置く」を試してから、物足りなければ種類や製品の見直しをすると効率的です。

口コミ・レビューで泡立ちの評判を確認する

「泡が少ない」「泡立ちが気にならない」といった口コミがある製品は、実際に試したうえで選ぶときの参考になります。一方で「泡が多い」と書かれているものは、今回紹介した対処法を前提に選ぶか、別の製品を検討する判断材料にするとよいです。

泡立ちにくいおすすめのプロテイン

弊社では、17ブランド156フレーバー以上(2026年2月10日時点)のプロテインを実際にシェイクして試飲してきました。その経験をもとに、泡立ちにくかったおすすめのプロテインをシェイク直後の動画とあわせて紹介しています。シェイク直後の泡の状態を動画で紹介していますので、そちらも参考にしてください。販売状況や配合は変わるので、購入時は必ず最新の成分表示やレビューを確認することをおすすめします。

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泡立ちについてよくある質問

泡は体に悪い? 飲んでも大丈夫?

泡は空気が混ざっただけで、タンパク質や栄養が変質しているわけではありません。飲んでも問題なく、体に悪いということはありません。見た目や飲みやすさが気になるかどうかだけの話です。

泡立ったまま飲んでもいい?デメリットはある?

泡立ったまま飲んでも健康上のデメリットはありません。ただ、泡が多いと「飲みづらい」「お腹に空気が入って張る」と感じる方はいるので、その場合は今回紹介した対処法で泡を抑えるか、泡を避けて底の液体から飲むとよいです。

泡が多いとタンパク質は減る?

減りません。泡はあくまで空気の層なので、溶けているタンパク質量は変わりません。泡を避けて飲んでも、底に残った分まで飲めば摂取量は同じです。

まとめ

プロテインの泡立ちは、タンパク質の界面に吸着する性質・振り方・粉の種類・液体の量や温度・無添加かどうかなどが関係しています。対処法としては「液体を先に入れてから粉を入れる」「上下に振らず回転で振る」「作ってから1〜2分置く」「液体をやや多めにする」が効果的です。泡は体に害はなく、タンパク質量も減らないので、気になる場合はまず振り方と少し待つ習慣から試してみてください。泡立ちにくいプロテインを選ぶなら、成分表でレシチンなどの有無を確認し、植物性や口コミで泡立ちの評判がよい製品を候補にするとよいでしょう。

参考文献

  1. Narsimhan G, Xiang N. Role of Proteins on Formation, Drainage, and Stability of Liquid Food Foams. Annual Review of Food Science and Technology. 2018;9:3.1-3.19.
    https://doi.org/10.1146/annurev-food-030216-030009
  2. Osorio J, Monjes J, Pinto M, Ramírez C, Simpson R, Vega O. Effects of spray drying conditions and the addition of surfactants on the foaming properties of a whey protein concentrate. LWT - Food Science and Technology. 2014;58(1):109-115.
    https://doi.org/10.1016/j.lwt.2014.02.016

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