クレアチン摂取量計算ツール【ローディング期・維持期を自動計算】

クレアチン摂取量計算ツール【ローディング期・維持期を自動計算】

筋力トレーニングやパフォーマンス向上に効果的なクレアチンの適切な摂取量を簡単に計算できるツールです。

体重とトレーニング状況を入力するだけで、あなたに最適なクレアチンの摂取量(ローディング期・維持期)を計算することができます。

効率的なクレアチン摂取の参考にぜひご活用ください。

※このツールは健康管理の参考としてご利用いただくものです。医学的診断や治療に代わるものではありません。

クレアチンとは? | エビデンス最強のサプリメント

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クレアチン摂取量計算ツールの使い方

クレアチンは、筋力トレーニングや瞬発的な運動パフォーマンス向上に効果的なサプリメントです。適切な摂取量を守ることで、より効果的にクレアチンの恩恵を受けることができます。

このクレアチン摂取量計算ツールは、あなたの体重とトレーニング状況を入力するだけで、ローディング期(初期負荷期)と維持期の適切な摂取量を即座に計算します。効率的なクレアチン摂取計画の目安にすることができます。

クレアチン摂取量の計算

体脂肪率を入力すると、より精密な除脂肪体重ベースの計算が可能です

クレアチンの計算方法

クレアチンの摂取量は、体重(kg)と摂取期間(ローディング期・維持期)によって計算されます。研究に基づいた計算式は以下の通りです:

ローディング期:摂取量(g/日) = 0.3 × 体重(kg)
維持期:摂取量(g/日) = 0.03 × 体重(kg)

この計算式は、男女問わず体重に基づいて個人の摂取量を算出する方法です。研究では、男性と女性で体重あたりの摂取量は同様ですが、男性の方が除脂肪体重が多いため、絶対的な効果(筋量増加など)は大きくなる傾向があります。

より精密な計算を行う場合は、除脂肪体重(LBM:Lean Body Mass)を基準にすることも可能です。除脂肪体重が分かる場合は、以下の計算式を使用できます:

ローディング期(LBM基準):摂取量(g/日) = 0.3 × 除脂肪体重(kg)
維持期(LBM基準):摂取量(g/日) = 0.03~0.10 × 除脂肪体重(kg)

除脂肪体重は、体脂肪率が分かれば以下の式で計算できます:

除脂肪体重(kg) = 体重(kg) × (1 - 体脂肪率)

例:体重80kg、体脂肪率20%の場合 → 除脂肪体重 = 80 × (1 - 0.20) = 64kg

クレアチンの摂取量目安と推奨量

クレアチンの適切な摂取量について、研究に基づいた推奨量をまとめました。以下の表は、体重に基づいたローディング期と維持期の摂取量目安です。

体重 (kg) ローディング期
(0.3g/kg/日)
維持期
(0.03g/kg/日)
維持期(実用的な推奨量)
50 15 g/日 1.5 g/日 3 g/日
60 18 g/日 1.8 g/日 3 g/日
70 21 g/日 2.1 g/日 3-5 g/日
80 24 g/日 2.4 g/日 3-5 g/日
90 27 g/日 2.7 g/日 5 g/日
100 30 g/日 3.0 g/日 5 g/日

ローディング期は通常5-7日間継続し、その後維持期に移行します。維持期の計算値が3g未満の場合でも、実用的には3-5g/日が推奨されることが多く、これは研究でも安全で効果的な範囲とされています。

除脂肪体重が分かる場合は、より精密な計算が可能です。特に筋肉量が多いアスリートやボディビルダーの場合、除脂肪体重ベースの計算が適切な場合があります。

The most effective way to increase muscle creatine stores is to ingest 5 g of creatine monohydrate (or approximately 0.3 g/kg body weight) four times daily for 5–7 days… Once muscle creatine stores are fully saturated, creatine stores can generally be maintained by ingesting 3–5 g/day thereafter.

(日本語訳)筋内クレアチン貯蔵を増加させる最も効果的な方法は、クレアチンモノ水和物5g(または体重1kgあたり約0.3g)を1日4回、5-7日間摂取することです。筋内クレアチン貯蔵が完全に飽和した後は、その後3-5g/日を摂取することで、一般的にクレアチン貯蔵を維持できます。

引用:International Society of Sports Nutrition
Safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine

クレアチンの効果と注意点

クレアチンを適切に摂取することで得られる効果と、注意すべき点について説明します。

クレアチンの主な効果

クレアチンは、筋力トレーニングや高強度の運動パフォーマンス向上に効果的なサプリメントとして、多くの研究でその有効性が確認されています。

1. 筋力とパワー出力の向上

クレアチンは筋内にリン酸クレアチンとして貯蔵され、短時間の高強度運動時にATP(アデノシン三リン酸)の再合成を助けます。これにより、以下のような効果が期待できます:

  • 最大筋力の向上
  • パワー出力の増加(ジャンプ力、スプリント能力など)
  • 高強度運動の反復回数の増加
  • 疲労耐性の向上

2. 筋量の増加

クレアチンとレジスタンストレーニングを組み合わせることで、トレーニング単独よりも除脂肪体重の増加が大きくなることが研究で示されています。これは以下の要因によるものです:

  • 筋内への水分貯留(初期の体重増加)
  • 筋タンパク質合成の促進
  • トレーニングボリュームの増加による適応

3. 回復の促進

クレアチンには、トレーニング後の回復を促進する効果も報告されています:

  • 筋肉損傷の軽減
  • 炎症マーカーの減少
  • 筋肉痛の軽減
  • 高強度トレーニングへの適応能力の向上

4. その他の効果

クレアチンは、運動パフォーマンス以外にも以下のような効果が研究で示されています:

  • 高齢者の筋力維持とサルコペニア(加齢性筋萎縮)の予防
  • 認知機能の向上(特にストレス下や高齢者)
  • 血糖コントロールの改善

クレアチン摂取時の注意点

クレアチンは一般的に安全なサプリメントですが、適切な摂取方法と注意点を理解しておくことが重要です。

1. 水分摂取の重要性

クレアチンは筋内に水分を引き込むため、十分な水分摂取が必要です:

  • 1日あたり2-3リットルの水分を摂取することを推奨
  • 特にローディング期は意識的に水分を摂取
  • 脱水症状を防ぐため、運動前後も十分な水分補給を

2. 胃腸への影響

クレアチン摂取時には、以下のような胃腸症状が現れる場合があります:

  • 腹部膨満感
  • 吐き気
  • 下痢

これらの症状は、特にローディング期に大量のクレアチンを一度に摂取した場合に起こりやすいため、1日の摂取量を3-4回に分けて摂取することを推奨します。

3. 初期の体重増加

クレアチン摂取開始時には、1-3kg程度の体重増加が起こることがあります。これは主に筋内への水分貯留によるもので、脂肪の増加ではありません。長期的には、筋量の増加による体重増加も期待できます。

4. 腎機能への影響

クレアチンは体内でクレアチニンに代謝されるため、血液検査でクレアチニン値が上昇することがあります。しかし、健康な人においては、適切な用量(3-5g/日)での長期摂取(最長5年間)でも、腎機能への悪影響は報告されていません。

※既存の腎疾患がある場合は、医師に相談してから摂取を検討してください。腎機能に問題がある場合の安全性については、十分な研究データがありません。

5. その他の注意点

  • 品質の良いクレアチンモノ水和物を選ぶ(第三者機関による検査済みの製品を推奨)
  • カフェインと同時摂取すると、クレアチンの効果が減弱する可能性がある(ただし、研究結果は一致していない)
  • 18歳未満の若年者や妊婦・授乳婦での使用については、医師に相談することを推奨
  • 糖尿病や高血圧などの疾患がある場合は、医師に相談してから摂取を検討

クレアチンの安全性

International Society of Sports Nutrition(ISSN)のポジションスタンドによると、健康な成人において、適切な用量でのクレアチン摂取は安全であるとされています。研究では、最長5年間、1日30gまでの用量でも、健康な人において臨床的に有意な副作用は報告されていません。

ただし、以下の場合は注意が必要です:

  • 既存の腎疾患がある場合
  • 肝機能に問題がある場合
  • 薬を服用している場合(特に腎機能に影響を与える薬)
  • 妊娠中・授乳中の場合

これらの場合は、必ず医師に相談してから摂取を検討してください。

参考文献

  1. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine
    https://jissn.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12970-017-0173-z
  2. Creatine supplementation
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23851411/
  3. Effects of a traditionally-dosed creatine supplementation protocol and resistance training on the skeletal muscle uptake and whole-body metabolism and retention of creatine in males
    https://jissn.biomedcentral.com/articles/10.1186/1550-2783-12-S1-P2
  4. Creatine supplementation with specific view to exercise/sports performance: an update
    https://jissn.biomedcentral.com/articles/10.1186/1550-2783-9-33
  5. Effect of Creatine Supplementation Dosing Strategies on Aging Muscle Performance
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30820517/
  6. Low-dose creatine supplementation enhances fatigue resistance in the absence of weight gain
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20591625/

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