オートミールなどの全粒穀物を専門に扱う食品メーカーである株式会社ライスアイランドを取材させて頂きました。
オートミール好きな方なら一度はスーパーで目にしたことがあるであろうライスアイランドのオートミール!
ライスアイランドのオートミールが長年愛される秘密に迫ります!
この記事を読むと分かることは以下の通りです。
- ライスアイランドの歴史
- ライスアイランドのシェア率
- ライスアイランドオートミールの強み
- ライスアイランドの商品ラインナップ
- ライスアイランドオートミールの選び方
株式会社ライスアイランドの概要
ライスアイランドは、創業120年の歴史を誇る全粒穀物メーカーです。
当初は米屋として創業され、時代の変遷と共に穀物全般を扱うようになりました。
その後オートミールを専門に扱う今の形になったのは2008年辺りからです。
「食物繊維を日本に安定的に、いつでも摂取できる形で広めていきたい」をテーマに、主食となる穀物から摂取できる食物繊維を広めるため、日本全国のスーパー、ドラッグストア、オンラインストアなどを通して商品を提案しています。
会社名 | 株式会社ライスアイランド |
創業 | 1903年(明治36年) |
設立 | 1983年(昭和58年) |
所在地 |
岐阜市香取町3丁目38番地 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 地下3階 |
代表者 | 小塩 陽亮 |
資本金 | 3,000万円 |
事業内容 | 全国を販売エリアとし、スーパー、デパート、自然食品店、通販を対象に雑穀・オートミール等を販売しております。 |
出典:https://www.riceisland.co.jp/
国内トップシェア
2021年12月株式会社KSP-SPがリリースしたオートミール市場のメーカーシェアデータによると、トップは40%で日本食品製造、その後に17%でライスアイランド、16%ケロッグが市場を占めています。
わずかその1年前である2020年には、日本食品製造が市場の80%以上も占めていたことを考えると、ライスアイランドの凄まじい追い上げとそれに伴う企業努力が垣間見えます。
2019年は、日本食品製造が金額シェア80%超を占める一強状態だった。カテゴリーの伸長とともに新規メーカーの参入や新商品発売が相次ぎ、メーカーシェアの状況は大きく変化。2021年12月は日本食品製造のシェアが40%に縮小 (ただし、2021年の売上は2019年比425%) 、ライスアイランドと日本ケロッグが15%強で続く。
引用:株式会社 KSP-SP まだまだ伸長は続く?オートミールの売上を紐解く
大幅伸長が続くオートミール動向② メーカーシェア
ライスアイランドが考えるオートミールの利点とは
小塩社長はオートミール社長として、YouTubeでオートミールを使ったダイエット企画を実施されていましたが、やはりオートミールはダイエットにいいのでしょうか。
オートミールには豊富な食物繊維・たんぱく質が含まれ、少量でも食べ応えがあるためダイエットに良いと実感していますし、自信を持ってお客様にも勧められます!
栄養価の高さ
オートミールは穀物の中でも栄養価が高い食品として知られています。
特に食物繊維やたんぱく質・ミネラル類の栄養価が高く、玄米と比較すると以下の通りです。
- 食物繊維:オートミール100g中9.4g(玄米の約3倍)
- タンパク質:オートミール100g中13.7g(玄米の約2倍)
- カルシウム:オートミール100g中47mg(玄米の約5倍)
特に注目するべきはほとんどの日本人にとって不足している成分とされている食物繊維が豊富に含まれている点です。
食物繊維は血糖値を安定させ、腸内環境の改善が期待できます。
食物繊維は小腸で消化・吸収されずに、大腸まで達する食品成分です。便秘の予防をはじめとする整腸効果だけでなく、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など、多くの生理機能が明らかになっています。現在ではほとんどの日本人に不足している食品成分ですので、積極的に摂取することが勧められます。
引用:厚生労働省 e-ヘルスネット
食物繊維の必要性と健康
ライスアイランドの強みと他社製品との違い
ライスアイランドのオートミールは以下の強みがあります。
- 業界最安級の価格帯
- 豊富な品揃え
- 統一された原料原産地
業界最安級の価格帯
ライスアイランド社のオートミールはgあたりの価格が業界最安級の価格設定となっています。
- ライスアイランド
500g 411円 1gあたり0.82円 - 日食 プレミアム ピュア トラディショナル オートミール
340g 378円 1gあたり1.11円 - ケロッグ オートミール
330g 386円 1gあたり1.16円
各社ヨドバシ.comの掲載製品を比較
豊富な品揃え
ライスアイランドでは、あらゆるタイプのオートミールを取り揃えています。
詳しくはオートミールのラインナップで紹介していますが、粒タイプからパウダータイプまで様々な厚み・食感のオートミールをご自身の用途に合わせて購入することができます。
お客様の中には、朝食はさっぱりとクイックタイプを使いつつ夜は米化としてロールドオーツを使うなど複数のオートミールを使い分けている方もいらっしゃいます!
統一された原料原産地
ライスアイランド社のオートミール原料の原産地はオーストラリアで統一されています。
国内オートミールトップシェアである日本食品製造のオートミールは、フィンランド・オーストラリア・カナダ・アメリカなど複数の原産地から原料を仕入れ、ロットによって原産地が変わるといったことが見受けられます。
国が違えば気候が変わるので、オートミールの粒に若干の違いも生まれますが、ライスアイランド社のオートミールはオーストラリア産で統一されているために、商品ロット違いによる粒のムラを極限まで減らしているのです。
オートミールのラインナップ
ライスアイランドのオートミールは大きく分けて5種類に分類されます。
- 粒タイプ
- ロールドタイプ
- 万能タイプ
- クイックタイプ
- 粉タイプ
粒タイプ
一般的なオートミールのようにオーツ麦をロールにかけず、粒そのままの形で特殊な蒸し・乾燥加工を施しています。
ご飯と一緒に炊くことでプチっとした魅力的な食感が味わえます!
ロールドタイプ
脱穀したオーツ麦を蒸してからローラーで平たく伸ばし、乾燥させたもの。一度加熱処理がされているのでそのままでも食べられます。
近頃流行っているご飯の代わりとしてオートミールを食べる「米化」はロールドタイプが向いています。
クイックタイプ
クイックオーツはロールドオーツをさらに細かく砕いた加工方法です。
粒が細かいため、調理する際に水分が行き渡りやすく、調理時間が短縮されたりよりしっとりとした味わいになります。
万能タイプ
万能タイプはライスアイランドオートミールの中でもハイエンドタイプになります。
ロールドオーツの粒の大きさを保ちつつも薄く加工することで、ロールドタイプの食べ応えとクイックタイプの食感や調理時間短縮を楽しめる良いとこ取りの商品になっています。
とりあえずこれを買っておけば間違いないといった商品です!
私が2年ほど朝食として食べているのがこの万能タイプなのですが、食感と水分の浸透具合がとても気に入ってます!
万能タイプはその名の通りあらゆる使い方に対応できるので、オートミール初心者から上級者までお薦めしたいです!
粉タイプ
2023年10月より粉タイプのオートミールが新たにラインナップへ追加されました。
完全にパウダー状に加工された粉タイプは、オートミールの新たな使い方を提案してくれます。
スムージに混ぜたり、お好み焼き・たこ焼き・パンケーキなど小麦粉の代用としても活躍します!
ライスアイランドのオートミールはどこで買える?
ライスアイランドのオートミールはAmazonなどのオンラインストアや全国のスーパーで購入することができます。
Amazonではまとめ買いをすることで割安価格を実現!
お客様から多くのレビューを集めているので、購入前の参考にもなります。
スーパーや量販店では全国50%以上も取り扱いされているとのことです!
私はいつも近所にある肉のハナマサでライスアイランドのオートミールを購入しています!