プロテインの種類とは?ホエイ・カゼイン・ソイの違いと比較【完全ガイド】

プロテインの種類とは?ホエイ・カゼイン・ソイの違いと比較【完全ガイド】

プロテインの種類は、主にホエイ・カゼイン・ソイの3つに分かれます。この3つは原料が異なり、吸収の速さや向いているシーンが違うため、目的に合った種類を選ぶことで効果を最大化できます。さらにホエイは製法でWPC(濃縮)とWPI(分離)などに分かれ、エッグプロテインなど他の種類も存在します。

この記事では、プロテインの種類ごとの特徴・メリット・デメリット、WPCとWPIの違い、目的別の選び方まで、関連する学術論文を交えながら詳しく解説します。また筆者自身がプロテインを飲んできた経験も踏まえてあなたにおすすめのプロテインを紹介します。

プロテインの種類とは?主な3種類と分類の違い

プロテイン(タンパク質)は、人体を構成する重要な栄養素の一つで、筋肉、皮膚、髪、爪、内臓など、あらゆる組織の材料となります。特に筋力トレーニングやスポーツを行う人にとって、適切なプロテイン摂取は筋肉の修復・合成に欠かせません。

プロテインの種類:原料による分類

プロテインは原料によって大きく以下の2つに分類されます:

  • 動物性プロテイン:ホエイ、カゼイン、エッグプロテインなど
  • 植物性プロテイン:ソイ、ピー、ライス、ヘンププロテインなど
プロテインの分類チャート

動物性プロテインの特徴

動物性プロテインは、人体に必要な9種類の必須アミノ酸を全て含む「完全タンパク質」です。特に筋肉合成に重要なBCAA(分岐鎖アミノ酸)を豊富に含んでいます。

  • 高い生物価:体内での利用効率が優れている
  • 完全なアミノ酸組成:必須アミノ酸を適切なバランスで含有
  • 速い吸収:多くの種類で消化吸収が速やか
  • 筋肉合成促進:mTOR経路を活性化し筋タンパク質合成を促進

植物性プロテインの特徴

植物性プロテインは環境に優しく、乳製品アレルギーや動物性食品を避けたい方に適しています。近年、品質向上により注目度が高まっています。

  • アレルギーリスクが低い:乳製品アレルギーの方でも安心
  • 食物繊維含有:腸内環境の改善に寄与
  • 持続可能性:環境負荷が少なく持続可能
  • 多様な栄養素:ビタミンやミネラルも同時に摂取可能

プロテインの種類:製法による分類(WPC・WPI・WPH)

プロテインは製法によっても特徴が大きく異なります:

  • 濃縮(Concentrate):基本的な精製で価格が安価
  • 分離(Isolate):高度な精製で純度が高い
  • 加水分解(Hydrolyzed):酵素分解により吸収を最大化

プロテインの種類別:吸収速度の違い

プロテインは消化吸収速度によって「速効性」「中効性」「遅効性」に分けられ、それぞれ最適な摂取タイミングが異なります。Boirieら(1997)の論文によると、ホエイは血中アミノ酸を短時間で急上昇させ、カゼインはゆっくり吸収されて長時間にわたって穏やかに供給されることが示されています。

プロテインの吸収速度の違い
分類 代表例 吸収時間 最適タイミング
速効性 WPIホエイ 30-60分 運動後
中効性 WPCホエイ・エッグ 1-3時間 食間・運動前後
遅効性 カゼイン・ソイ 3-8時間 就寝前・長時間の空腹時

これらの特徴を理解することで、自分の目的や体質、ライフスタイルに最適なプロテインを選択できるようになります。以下では、主要なプロテインの種類について詳しく解説していきます。

ホエイプロテインの種類① WPC(濃縮)

WPCホエイプロテインパウダー

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WPCホエイプロテインとは

WPC(Whey Protein Concentrate)は、牛乳から作られる最も一般的なホエイプロテインです。濃縮製法により作られており、タンパク質含有率は通常70-80%程度となっています。

WPCの特徴とメリット

  • 価格が安い:製造コストが低く、初心者にも手が出しやすい
  • 天然の栄養素を保持:製造過程で失われにくい免疫グロブリンや乳糖を含む
  • 味が良い:乳糖や脂質が残っているため、まろやかで飲みやすい
  • 吸収速度が適度:運動後1-2時間で血中アミノ酸濃度がピークに

WPCのデメリット

  • 乳糖不耐症の方には不向き:乳糖が5-10%含まれている
  • タンパク質純度が低い:WPIと比較すると1食あたりのタンパク質量が少ない
  • 脂質・炭水化物が含まれる:減量期には向かない場合がある

WPCが向いている人

  • プロテイン初心者で、まずはコスパよく試したい方
  • 筋トレ後のタンパク質補給をメインにしたい方
  • 味の良さ・飲みやすさを重視する方
  • 乳糖に問題のない方

乳糖にまったく問題のない方ならWPCのままで十分ですが、少しでも気になる方は種類を変えてみる価値があります。同じホエイでもWPCとWPIでお腹の反応が変わるため、牛乳でお腹を壊しやすい方はまずWPIを試してみるのがおすすめです。WPCとWPIの詳しい比較は WPIとWPCの違いを徹底比較|成分・乳糖・目的別の選び方ガイド で解説しています。

フィット

WPCは初心者におすすめのプロテインです。価格も手頃で味も良く、筋トレを始めたばかりの方には最適な選択肢と言えるでしょう。実は私、乳糖に少し気になる体質で、WPCを飲むとお腹がゴロゴロすることがあって…。それでWPIに変えたらすっかり楽になったんです。少しでも気になる方は、種類を変えてみるといいですよ!

ホエイプロテインの種類② WPI(分離)・WPCとWPIの違い

WPIホエイプロテインパウダー

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WPIホエイプロテインとは

WPI(Whey Protein Isolate)は、WPCをさらに精製して作られる高純度のホエイプロテインです。分離製法により乳糖や脂質を除去し、タンパク質含有率を90%以上まで高めています。Devriesら(2015)の論文によると、ホエイプロテインは筋量・筋力の維持や健康面での利点が報告されており、吸収の速さを活かしてトレーニング後の補給に適しています。

WPIの特徴とメリット

  • 高いタンパク質純度:90-95%のタンパク質含有率
  • 乳糖フリー:乳糖不耐症の方でも安心して摂取可能
  • 低脂質・低炭水化物:減量期に最適
  • 消化吸収が早い:胃腸への負担が少ない
  • 溶けやすい:水に溶けやすく、ダマになりにくい

WPIのデメリット

  • 価格が高い:WPCの1.5-2倍程度の価格
  • 味が淡白:精製により風味成分も除去されるため
  • 免疫成分の減少:精製過程で一部の生理活性成分が失われる

WPIが向いている人

  • 乳糖不耐症でホエイを飲みたい方
  • 減量期で脂質・炭水化物を抑えたい方
  • タンパク質純度や吸収の速さを重視する方
  • トレーニング直後の回復を最優先したい方

乳糖がほぼ除去されているため、牛乳でお腹を壊しやすい方でもストレスなく飲める種類です。味はWPCより淡白になりますが、吸収の速さとお腹の安定さを考えると、乳糖に少しでも不安がある方にはWPIを試すことをおすすめします。乳糖が気になる方でホエイの吸収の良さを活かしたいなら、WPIは種類のなかでも特に試す価値が高いです。

フィット

WPCからWPIに変えてから、トレーニング後に飲んでもお腹がゴロゴロしなくなりました。ジムの帰りに飲んでもお腹を気にせず済むので、続けやすさが全然違うんです。今はトレーニング後はWPI、それ以外はエッグやソイを組み合わせて使い分けています。

WPCとWPIの違い・比較表

WPCとWPIの違いは、製法(濃縮か分離か)によるタンパク質純度・乳糖量・価格です。どちらもホエイプロテインなので吸収は速いですが、WPIの方が純度が高く乳糖が少ない分、価格は高めです。下表で種類ごとの特徴を比較できます。

項目 WPC WPI
タンパク質含有率 70-80% 90-95%
乳糖含有量 5-10% 1%未満
価格 安い 高い
適用場面 一般的な筋トレ 減量期・乳糖不耐症

WPIとWPCの違いを徹底比較|成分・乳糖・目的別の選び方ガイド

WPIとWPCの違いを徹底比較|成分・乳糖・目的別の選び方ガイド

プロテインの種類③ ソイプロテイン(大豆)

ソイプロテインパウダー

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ソイプロテインとは

ソイプロテインは大豆を原料とした植物性プロテインです。大豆から油脂と炭水化物を除去し、タンパク質を濃縮して作られています。Gorissenら(2018)の論文によると、植物性プロテインのタンパク質含量やアミノ酸組成は製品・種類により大きく異なります。ソイは植物性のなかでは必須アミノ酸を比較的バランス良く含むとされることが多く、植物性プロテインの選択肢の一つとしてよく用いられています。

ソイプロテインの特徴とメリット

  • 植物性で体に優しい:乳製品アレルギーの方でも安心
  • イソフラボン含有:女性ホルモン様作用で美容効果も期待
  • 消化吸収がゆっくり:長時間アミノ酸を供給
  • 腹持ちが良い:ダイエット中の間食代わりにも
  • コレステロールゼロ:心臓血管系の健康にも配慮
  • 環境に優しい:動物性プロテインより環境負荷が少ない

ソイプロテインのデメリット

  • 吸収速度が遅い:筋トレ直後の摂取には不向き
  • 味が独特:大豆特有の風味で好みが分かれる
  • 溶けにくい:水に溶けにくくダマになりやすい
  • メチオニンが少ない:必須アミノ酸の一部が不足気味

ソイプロテインが向いている人

  • 乳製品アレルギーや動物性を控えたい方
  • ダイエット中の腹持ち・間食代わりを重視する方
  • 美容・イソフラボン効果を期待する女性
  • 就寝前や食間にゆっくり吸収されるプロテインが欲しい方

乳糖が気になる方にとって、ソイプロテインは植物性で乳成分がゼロなのでお腹の負担を気にせず飲める種類です。腹持ちが良いため、夕方の小腹対策としても重宝します。WPIやエッグと違って吸収はゆっくりなので筋トレ直後には向きませんが、お腹を壊したくない日の夜や、乳糖を避けたいときの選択肢としてとても使いやすい種類です。ソイの詳細は ソイプロテインとは?効果・選び方・おすすめ商品を徹底解説 で、ホエイとソイの比較は ホエイプロテインとソイプロテインの違い|原料・吸収速度・目的別の選び方 で解説しています。

ソイプロテインは女性に特におすすめです。イソフラボンの美容効果と、ゆっくりとした吸収でダイエットにも効果的ですよ!私も「今日は乳系を避けたい」という日に就寝前や間食でソイを選んでいます。腹持ちが良いので、夕方の小腹対策にもぴったりなんです。

フィット

ソイプロテインの効果的な摂取タイミング

  • 就寝前:ゆっくり吸収されるため夜間の筋肉分解を防ぐ
  • 間食時:腹持ちが良くダイエットに効果的
  • 朝食時:1日のスタートに良質なタンパク質を補給

ソイプロテインとは?効果・選び方・おすすめ商品を徹底解説

ソイプロテインとは?効果・選び方・おすすめ商品を徹底解説

プロテインの種類④ エッグプロテイン(卵白)

エッグプロテインパウダー

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おすすめのエッグプロテインはこちら

エッグプロテインとは

エッグプロテインは卵白を原料としたプロテインです。卵白に含まれるアルブミンを主成分とし、生物価(BV:Biological Value)が100という完璧なアミノ酸スコアを持っています。

エッグプロテインの特徴とメリット

  • 完璧なアミノ酸組成:必須アミノ酸のバランスが理想的
  • 高い生物価:体内での利用効率が最も高い
  • 乳糖・乳成分フリー:乳製品アレルギーでも摂取可能
  • 脂質ゼロ:純粋なタンパク質を摂取できる
  • 中程度の吸収速度:ホエイとカゼインの中間

エッグプロテインのデメリット

  • 価格が高い:製造コストが高く高価格
  • 入手しにくい:国内では商品数が限られる
  • 風味が独特:卵特有の匂いが気になる場合がある
  • 泡立ちやすい:アルブミンの性質で泡立ちやすい

エッグプロテインが向いている人

  • 乳製品アレルギーがある方
  • 最高品質のプロテインを求める方
  • 減量期で純粋なタンパク質のみを摂取したい方
  • ベジタリアンでない方(卵は摂取可能な方)

エッグプロテインは、乳糖に少しでも問題がある方にとって「お腹に全くストレスがない」と感じられる種類の一つです。乳成分がゼロなので、乳糖不耐症の方でもストレスなく続けられるのが大きなメリットです。価格と入手のしやすさはホエイに劣りますが、「お腹のことを考えたくない」という方には特におすすめです。卵アレルギーがなければ、乳糖が気になる方のメインプロテインとしても十分に使いやすい種類です。エッグプロテインの詳細は エッグプロテインとは?ホエイとの違い・効果・おすすめを徹底解説 で解説しています。

フィット

エッグプロテイン、私もホエイでお腹の調子が気になった時期に切り替えて飲んでいたんです。ゴロゴロする感覚は一切なくて、トレーニング前後や朝食代わりに安心して飲めました。今でも乳系を避けたい日はエッグを選んでいます。お腹に全くストレスがないので、乳糖が気になる方には本当におすすめです!

エッグプロテインとは?ホエイとの違い・効果・おすすめを徹底解説

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プロテインの種類⑤ カゼインプロテイン

カゼインプロテインパウダー

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カゼインプロテインとは

カゼインプロテインは牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占める成分から作られています。胃酸と反応してゲル状になるため、消化吸収が非常にゆっくりと進むのが特徴です。Boirieら(1997)の論文によると、ホエイと比較して吸収が遅く、タンパク質の異化(分解)を長時間抑制する作用があることが示されています。

カゼインプロテインの特徴とメリット

  • 超スロー吸収:6-8時間かけてゆっくり吸収される
  • 抗カタボリック効果:筋肉の分解を長時間抑制
  • 満腹感が持続:ダイエット中の空腹感を抑制
  • カルシウム豊富:骨の健康にも貢献
  • 免疫サポート:ラクトフェリンなどの生理活性物質を含有

カゼインプロテインのデメリット

  • 吸収が遅すぎる:筋トレ後の速やかな回復には不向き
  • 溶けにくい:粘度が高く混ぜにくい
  • 乳糖を含む:乳糖不耐症の方は注意が必要
  • 消化に時間がかかる:胃腸の弱い方には負担

カゼインプロテインが向いている人

  • 就寝前に飲んで夜間の筋肉分解を防ぎたい方
  • 長時間空腹が空く前に満腹感を維持したい方
  • ダイエット中の間食代わりに腹持ちの良いプロテインが欲しい方
  • ホエイと組み合わせて、時間帯で使い分けたい方

カゼインは牛乳由来のため乳糖を含む製品が多く、乳糖に敏感な方には就寝前の多用はおすすめしません。WPCと同様、乳糖が少し気になる体質だとお腹がゴロゴロする可能性があるため、その場合は種類を変えた方が安心です。乳糖に問題のない方なら、就寝前の定番として非常に優秀な種類です。乳糖が気になる方は、夜はエッグやソイにしておくと安心です。カゼイン単体の特徴やホエイとの使い分けをもっと知りたい方は、 カゼインプロテインとは?効果・摂取タイミング・選び方まで徹底解説 ホエイとカゼインの違いを徹底解説|吸収速度・活用法・使い分け【比較表付き】 をご覧ください。

カゼインプロテインの効果的な摂取タイミング

Resら(2012)の論文によると、就寝前にタンパク質を摂取すると、睡眠中の筋タンパク質合成が高まり、運動後の overnight 回復が改善することが報告されています。カゼインはゆっくり吸収されるため、就寝前の摂取に適した種類です。

  • 就寝前:夜間の筋肉分解を防ぐメインの用途
  • 長時間の断食前:仕事で食事間隔が空く前に
  • 減量期の間食:満腹感を長時間維持
フィット

カゼインプロテインは「夜のプロテイン」と呼ばれることもあります。就寝前に摂取することで、睡眠中の筋肉合成をサポートしてくれるんです。ただ私、乳糖が少し気になる体質なので、夜はエッグやソイを選んで、カゼインは「今日は乳製品で大丈夫」という日に限って使うようにしています。乳糖が気になる方は夜はエッグやソイが安心ですよ。

カゼインプロテインとは?効果・摂取タイミング・選び方まで徹底解説

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ホエイとカゼインの違いを徹底解説|吸収速度・活用法・使い分け【比較表付き】

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プロテインの種類別比較表

主要プロテイン比較一覧表
種類 吸収速度 タンパク質含有率 価格 特徴
WPCホエイ 速い(1-2時間) 70-80% 安い 初心者向け、味が良い
WPIホエイ 非常に速い(30-60分) 90-95% 高い 高純度、乳糖フリー
ソイ 遅い(3-4時間) 80-90% 普通 植物性、イソフラボン含有
エッグ 中程度(2-3時間) 90-95% 高い 完璧なアミノ酸組成
カゼイン 非常に遅い(6-8時間) 80-85% 普通 夜間用、抗カタボリック

プロテインの種類別・目的別の選び方

種類を選ぶ流れは プロテインの選び方|目的・体質・種類で迷わず選ぶ5ステップ で、いつ飲むのが効果的かは プロテインはいつ飲むのが効果的?【目的別】最適なタイミング完全ガイド で詳しく解説しています。筋トレ中に飲んでよいか迷ったときは 筋トレ中にプロテインを飲むべき?結論:最中はNG、前後ならおすすめ 、お腹の調子が気になる方は プロテインで腹痛になる原因と対処法|飲み方・選び方で防ぐコツ 、溶かし方のコツは プロテインがダマにならない振り方|初心者でも失敗しないコツと正しい作り方 もあわせてご覧ください。

筋肉増量(バルクアップ)が目的の場合

  • メイン:WPCホエイプロテイン(トレーニング後)
  • サブ:カゼインプロテイン(就寝前)
  • 理由:速やかな筋肉合成と夜間の筋肉分解防止の両方が重要

減量(ダイエット)が目的の場合

  • メイン:WPIホエイプロテイン(低脂質・低炭水化物)
  • サブ:ソイプロテイン(満腹感維持)
  • 理由:余分なカロリーを抑えつつ必要なタンパク質を確保

乳糖が気になる場合の種類の選び方

乳糖に少しだけ問題があるという方は、まずWPIエッグプロテインを試すのがおすすめです。就寝前や間食では乳成分のないソイプロテインも選択肢になります。カゼインは牛乳由来で乳糖を含む製品が多いため、乳糖が気になる方は就寝前の多用は避け、WPI・エッグ・ソイを中心に種類を選ぶと続けやすいです。トレーニング後はWPI、朝や就寝前はエッグやソイというように種類を使い分けると、お腹の負担を気にせず毎日続けられます。種類を変えるだけで続けやすさがかなり変わるので、乳糖が気になる方はぜひ試してみてください。乳糖不耐症向けの選び方は 乳糖不耐症でもプロテインは飲める?選び方とおすすめ で詳しく解説しています。

フィット

私の経験だと、WPCからWPIに変えただけでお腹のゴロゴロは解消して、エッグにした日はさらにストレスゼロで飲めました。WPIとエッグに切り替えてからは、お腹のことを気にせず毎日続けられています。乳糖が少しでも気になる方、種類を変えるだけでもっと楽になるので試してみてくださいね!

乳製品アレルギーがある場合

  • 第一選択:エッグプロテイン
  • 第二選択:ソイプロテイン
  • 理由:乳成分を完全に避ける必要があるため

女性におすすめの選択

  • メイン:ソイプロテイン(美容効果とダイエット効果)
  • サブ:WPIホエイプロテイン(トレーニング後)
  • 理由:イソフラボンの美容効果と適切な筋肉サポート

プロテイン摂取のタイミングと量

基本的な摂取タイミング

Mooreら(2009)の論文によると、抵抗運動後には20gのタンパク質摂取で筋タンパク質合成が最大に刺激されることが示されています。そのためトレーニング後は20〜30gを目安にホエイプロテインで補給するのがおすすめです。

  • トレーニング後30分以内:ホエイプロテイン20-30g
  • 起床後:ホエイプロテイン15-20g
  • 就寝前:カゼインプロテイン20-30g
  • 間食時:ソイプロテイン15-20g

Schoenfeldら(2013)のメタ分析によると、タンパク質の摂取タイミングと筋力・筋肥大の関係では、総タンパク質摂取量の方がタイミングよりも重要とする報告もあります。種類やタイミングにこだわりつつ、まずは1日を通じて十分なタンパク質を摂ることを心がけるとよいでしょう。

1日の摂取量目安

PhillipsとVan Loon(2011)のレビュー論文によると、アスリートのタンパク質必要量や最適な適応について、目的に応じた摂取量の目安が示されています。

  • 一般的な運動者:体重1kgあたり1.2-1.6g
  • 筋力トレーニング実施者:体重1kgあたり1.6-2.2g
  • 持久力競技者:体重1kgあたり1.2-1.4g

※上記は総タンパク質摂取量の目安です。食事からのタンパク質も含めて計算してください。

プロテイン選びで注意すべきポイント

成分表示の確認ポイント

  • タンパク質含有量:1食分あたり何gのタンパク質が含まれているか
  • アミノ酸スコア:必須アミノ酸のバランスが取れているか(タンパク質の品質評価には、FAO/WHOで採用されているPDCAASが用いられ、Schaafsma(2000)の論文で解説されています)
  • 添加物:人工甘味料や保存料の種類と量
  • アレルギー表示:自分のアレルギーに該当する成分がないか

品質の見極め方

  • 第三者機関での検査:NSF、Informed Choiceなどの認証
  • 製造国と工場:GMP認定工場で製造されているか
  • 溶解性:水に溶けやすく、ダマになりにくいか
  • 味と続けやすさ:長期間継続できる味かどうか

よくある質問とその回答

Q: プロテインの種類は何がありますか?

プロテインの種類は、主にホエイ・カゼイン・ソイの3つに分かれます。ホエイは牛乳由来で吸収が速く筋トレ後に最適、カゼインも牛乳由来で吸収が遅く就寝前向き、ソイは大豆由来の植物性でダイエットや美容目的に適しています。ホエイはさらに製法でWPC(濃縮)とWPI(分離)に分かれ、そのほかエッグプロテイン(卵白)などもあります。目的や体質に合わせて種類を選ぶと効果的です。

Q: WPCとWPIの違いは何ですか?

どちらもホエイプロテインですが、WPC(濃縮)はタンパク質70〜80%で乳糖が残り価格が安く味が良いのに対し、WPI(分離)は90%以上に精製され乳糖がほぼなく高純度・高価格です。乳糖不耐症や減量期はWPI、初心者でコスパ重視ならWPCが向いています。

Q: 乳糖が気になる場合はどの種類がいいですか?

乳糖に少しでも不安がある場合は、WPIエッグプロテインソイプロテインを優先すると安心です。WPIはホエイの吸収の良さを保ちつつ乳糖がほぼ除去されているためお腹がゴロゴロしにくく、エッグは乳成分ゼロでストレスなく飲める種類です。就寝前や間食ではソイも乳糖フリーで腹持ちが良いのでおすすめです。WPCやカゼインは乳糖を含むため、乳糖が気になる方は量やタイミングを調整するか、種類を変えてみてください。

Q: プロテインを複数種類組み合わせて使うのは効果的ですか?

フィット

はい、非常に効果的です。例えば、トレーニング後にはホエイプロテイン、就寝前にはカゼインプロテインを使い分けることで、それぞれの特性を活かした最適なタンパク質補給が可能になります。乳糖が気になる方は、トレーニング後にWPI、就寝前にエッグやソイを組み合わせるとお腹に優しく続けられますよ。

Q: プロテインだけで必要なタンパク質は摂れますか?

プロテインパウダーだけに頼るのは推奨されません。基本は食事からのタンパク質摂取で、プロテインパウダーは補助的な役割として使用することが理想的です。食事からのタンパク質は他の栄養素も同時に摂取できるメリットがあります。

Q: 安いプロテインと高いプロテインの違いは何ですか?

  • 原料の品質:高品質な原料を使用しているか
  • 製法の違い:精製度や製造技術の違い
  • 品質管理:厳格な品質管理体制があるか
  • 添加物:余分な添加物が含まれていないか

まとめ:プロテインの種類と選び方のポイント

プロテインの種類は主にホエイ・カゼイン・ソイの3つで、ホエイはWPCとWPIなど製法でも分かれます。種類ごとに吸収の速さや向いているシーンが違うため、目的・体質・ライフスタイルに合った種類を選ぶことが大切です。乳糖に少しでも気になる方は、WPI・エッグ・ソイを中心に種類を選ぶとお腹の負担を減らしながら続けられます。

  • 初心者には:WPCホエイプロテインがおすすめ
  • 本格的な筋トレには:WPIホエイプロテインとカゼインの組み合わせ
  • ダイエット目的には:WPIホエイプロテインとソイプロテイン
  • 乳製品アレルギーには:エッグプロテインまたはソイプロテイン

最も重要なのは継続することです。どんなに高品質なプロテインでも、続けられなければ意味がありません。味、価格、入手しやすさなど、総合的に判断して選択しましょう。目的別・悩み別のおすすめプロテインは おすすめのプロテイン完全ガイド|目的別・悩み別で正しく選ぶ で、たんぱく質1gあたりの価格でコスパを比較したい方は プロテインのコスパ計算ツール|広告に惑わされない「真のコスパ」判定 をご活用ください。

また、プロテインパウダーはあくまで栄養補助食品です。バランスの取れた食事を基本とし、その上でプロテインパウダーを上手に活用して、理想の体づくりを目指しましょう。

※この記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個人の体質や健康状態によって適切な選択は異なります。特定の健康状態や服薬中の方は、医師や管理栄養士にご相談の上でプロテインを選択してください。

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参考文献

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  2. Boirie Y, Dangin M, Gachon P, et al. Slow and fast dietary proteins differently modulate postprandial protein accretion. Proc Natl Acad Sci U S A. 1997 Dec 23;94(26):14930-5.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9405716/
  3. Devries MC, Phillips SM. Supplemental protein in support of muscle mass and health: advantage whey. J Food Sci. 2015 Mar;80 Suppl 1:A8-A15.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25757896/
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    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30167963/
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    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24299050/
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    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10867064/

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